運用設計のアウトプット

運用設計のアウトプットについて、今日は書きたいと思います。これもPJによって様々です。私が経験したPJで共通的に作っているのは以下の通りです。

  • 運用設計書(監視対象やログ管理、バックアップ方式など)
  • 運用体制図
  • 運用フロー図
  • 作業手順書/作業チェックリスト
  • 運用スケジュール(定期作業イベントの管理)
  • 管理台帳(構成管理、インシデント管理等)

運用を続けていると障害が発生し、それを蓄積する仕組みを持つことが重要です。運用するメンバーも変わりますし、お客様も異動でいなくなることもあります。そのため、障害発生時、それが過去発生事象なのかどうなのかというのがわかると、工数の削減もでき大事になります。過去発生事象であれば、同様に対応すればいいでしょうし、何回も発生するのであれば、システムとして根本的に対応する必要があります。

少しだけ補足すると、運用で対処できるような不具合に関してはお客様はなかなかお金を出してまで対応を考えてくれないのが一般的ではないでしょうか。同様な機能を改修する際に一緒に直したりすることが多いように経験的に思います。

運用して発生する問題を体系化する仕組みを作るというのが、運用設計段階でできていると、運用後は運用担当者はすごく楽になります。

発生した問題を運用項目として落とし込める現場は、なかなかないのでそのような現場を作っていきたいですね。